旅行計画を立てる際、最初に決めておきたいのが宿泊(施設の予約)です。
この記事では、ホテル予約をいつするのが一番お得になるのかについての情報を提供します。
宿泊施設や予約サイトのプロモーションが多く、いつ予約すればよいのか迷いがちですが、この記事を読んでいただくことで最適なタイミングが見極められる様になると思います。
直前割引や早期予約割引のメリットとデメリットについても詳しく解説します。
節約志向の旅行予定者に適した予約サイトについても紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
宿泊費が安くなった分は、観光やご当地のグルメ、お土産などに回す事が出来ますので旅がより良いものになりますよ。
ホテル予約はいつから可能?
ホテルによって予約の受付が開始される時期は異なり、一般的には半年から1年前です。
しかし、業界全体で統一された規則はありませんので、宿泊施設次第という事になります。
ホテルの公式サイトや予約サイトで、予約が開始される最も早い時期を確認する事が出来るので参考にすると良いでしょう。
ちなみに、自分調べでは以下の様になっていました。
■主要ホテルチェーンの予約開始時期
- ドーミーイン:1年前
- スーパーホテル:6か月前
- アパホテル:非会員6か月前、会員7か月前、上位会員11か月前
- リッチモンドホテル:非会員6か月前、会員7か月前
- 東横イン:会員6か月前、非会員5か月前
- ホテルオークラ:1年前
- ホテルニューオータニ:1年前
注目して頂きたいのは、会員募集している宿泊施設では会員優遇が有るケースが多いという事です。
人気のエリアでホテルを確保するために会員登録しておくという事も検討しておくと良いでしょう。
■旅行予約サイトの予約開始時期
- 楽天トラベル:施設により異なる
- じゃらん:施設により異なる、3か月以上前は会員登録が必要
- ゆこゆこネット:最大6か月前
- Yahoo!トラベル、一休.com:最大1年前
ハイシーズンや連休の予定がある場合は、特に早めの予約をお勧めします。
予定が決まったら、すぐにでも予約を入れることがホテルを確保するための重要事項です。
ホテル予約の割引を最大限に活用するタイミングと戦略
この項では、ホテルを予約する最適な時期(タイミング)とその理由について解説します。
特に直前割引と早割のメリットに焦点を当てます。
「直前割」「早割」を利用してお得に節約する方法
ホテル予約における割引は、宿泊する日までの日数などによって異なりますが、具体的な割引が適用される日数には決まったルールは存在しません。
割引が適用される主な二つのケースを知っておくことで割引料金での予約確保がしやすくなります。
1)宿泊予定直前の割引
まず、「直前割引」は宿泊予定日の数日前から当日にかけて、空室対策として料金が下がることが一般的です。
キャンセルが出たり、予約が入りにくい場合にホテル側が料金を下げることがあります。
例えば、予約サイトで実際に掲載されていた とあるホテル では、
- 通常プランが2名1室素泊まりで13,430円
- 直前割引だと10,950円になることがあります。
2480円も料金差が有りました。
景観が良い部屋では無いなどの制約は有るものの、泊まれれば良いというケースでは非常に有難い割引です。
直前割引は、宿泊予定日の3日から5日前にキャンセルが出やすいため、この期間に検索しまくるとお得なプランが見つかりやすいです。
急な予定でホテルが必要になった場合には、このプランを活用すると良いでしょう。
2)早割プランが開始されるタイミングを狙う
次に、早割プランです。
これは、宿泊日の30日前、60日前、90日前など、かなり前から予約することで適用される割引プランです。
割引率は大体10~20%で、予約する期間が長いほど割引率が高くなる傾向にあります。
飛行機の搭乗券などと同じようなシステムですね。
たとえばホテルオークラでは、通常プランが2名1室朝食付きで15,150円ですが、早期割引を利用すると以下のようになります。
- 14日前の予約で14,113円
- 60日前の予約で13,386円
- 90日前の予約で12,840円
早割りにより、90日前の予約で通常プランの15,150円に対し2,310円も節約する事が出来ます。
早割と直前割引はどちらも節約に役立ちますが、割引を確実に受けたい場合や、希望のホテルや部屋タイプを確保したい場合には早割プランを利用する方が良いでしょう。
直前割引は、もともと空室が有ったり、宿泊日程直前にキャンセルが発生しないと実施されません。
また、他にも狙っている人が多いので、満室になるリスクもあります。
早く予約を決めることで、ゆっくりと旅行計画を立てることもできますし、特別な日や繁忙期の旅行を計画している場合には、特に早割を利用して予約すると良いでしょう。
お得なホテル予約サイトの選び方
ホテルをお得に予約するための最良のタイミングを把握した上で、ここでは特にコストパフォーマンスが高いと評判の予約サイトを5つ紹介します。
- 楽天トラベル
- じゃらん
- ゆこゆこネット
- Yahoo!トラベル
- 一休.com
【楽天トラベルの特徴とキャンペーン】
楽天トラベルは以下のような特徴があります。
- 早期予約割引が充実しており、割引率が高い。
- 楽天ポイントを使用してさらに予約をお得にすることが可能。
楽天トラベルでは、様々なキャンペーンを実施しています。
<注目のキャンペーン>
■「毎月5と0のつく日」:この期間中、3か月以上前の予約で最大20%割引。
■「スーパーセール」:年に4回、3月、6月、9月、12月に開催され、大幅な割引やポイント増量があります。
■「クーポン祭り」:毎月開催され、無制限の5%オフクーポンが利用できます。
■「得旅キャンペーン」:2か月前の予約でポイントが15倍になるなどの特典があります。
楽天ポイントを活用することで、予約時にポイントを使用したり、新たにポイントを獲得することが可能です。
さらに、楽天トラベルアプリを通じて予約すると、ポイントが2倍になるため、楽天を常に使っているユーザーにとっては非常にお得です。
さらに、楽天カードに新規入会して使用すると、初回5,000ポイントがプレゼントされ、年会費は永年無料です。
気になる方は楽天カードを取得してみて下さい。
【詳細はこちら】
楽天カード新規入会キャンペーン公式サイトをご覧ください。
【じゃらんでお得に予約:特典満載でポイントも使える】
じゃらんでの予約は、以下の特色があり非常にお得です。
- 豊富な会員特典
- Pontaポイントやdポイントを利用出来るケースが有る
<じゃらんのキャンペーン詳細>
じゃらんでは以下のようなキャンペーンを定期的に実施しています。
■「じゃらんのお得な10日間」:毎月20日から29日にかけて、最大10,000円のクーポンを配布。会員限定クーポンもあります。
■「じゃらんクーポンフェス」:1~2ヶ月に一度、最大20,000円のクーポンを配布し、じゃらん限定プランを販売。
■「じゃらんスペシャルウィーク」:年に4、5回、最大10,000円のクーポンを配布。
加えて、「じゃらんステージプログラム」では使用頻度に応じてポイント還元率が上がります。
- レギュラー会員:2%還元
- ブロンズ会員:2.2%還元
- シルバー会員:2.5%還元
- ゴールド会員:3%還元
シルバー会員やゴールド会員になると、通常より15%以上お得な「ステージ限定プラン」を利用できます。
頻繁に旅行や出張がある方は、じゃらんの会員になることでさまざまな特典を享受できます。
また、Pontaポイントやdポイントを利用してさらに予約をお得にすることが可能です。
ポイントでの支払いもできるため、リクルート系のサービスやdポイントを頻繁に利用する方には使い勝手が良いでしょう。
【ゆこゆこネットの特徴とキャンペーン】
ゆこゆこネットは、温泉宿に特化し、特に平日にはお得なプランが豊富です。
会員特典も充実しています。
<ゆこゆこネットのキャンペーン概要>
■「夏のゆこゆこ宝箱セール」:夏に向けて値下げプランや特典付きプランを提供。
■「期間限定割引」:今月お得な宿や直近でお得な宿を紹介。
■「夫婦の日キャンペーン」:2名での旅行が2,200円割引。
大型キャンペーンが少ない代わりに、以下のような特集を組んだりしています。
- 1泊2食付きで10,000円以下の宿
- 1室で3,000円以上お得な特典や値下げのある宿
- 土曜日にお得な宿
LINE友だち登録やウェブでの会員登録をすると、不定期に「宿限定5,000円offクーポン」が配布されます。
電話でのサポートが充実しているため、特に年配の方にも親切に対応します。
電話予約でもクーポンが適用されるので、インターネットの利用が苦手な方も安心です。
また、従業員の多くが「温泉ソムリエ」の資格を持ち、他のサイトでは得られない専門的な情報を提供していますよ。
【Yahoo!トラベル、ポイント還元と特典が魅力!】
Yahoo!トラベルを使って予約する事で、以下の利点があります。
- 全ユーザーに10%のポイント還元
- PayPayポイントの使用が可能
<Yahoo!トラベルのキャンペーン詳細>
Yahoo!トラベルでは様々なキャンペーンを提供しています。
■「誰でも10%お得」:オンラインカード決済を利用すれば、一律で10%のポイント還元が受けられます。
■「人気の宿が全プラン20%以上お得」:不定期に、特定のホテルの予約で20%以上のポイント還元が実施されます。
<ポイント還元率が高いホテルの例>
- ラビスタ東京ベイ:45%還元
- ホテルメトロポリタン鎌倉:48%還元
- ホテル日航プリンセス京都:45%還元
獲得したポイントはすぐに使えるため、実質的な支払い額を抑えることができます。
さらに、宿泊代金をPayPayポイントで支払うことができるので、PayPayユーザーには特に便利です。
【一休.comの特長とキャンペーン】
一休.comは以下の特長を持っています。
- 高級宿に特化している
- 定期的にタイムセールやキャンペーンが充実している
<一休.comのキャンペーン詳細>
■「人気の宿 ポイント10倍以上」:毎月1日と9日に、事前カード決済でポイントが10倍以上になります。
■「19日は一休の日」:毎月19日に24時間限定でタイムセールが行われ、一休Plusの全施設がポイント10倍以上になります。
その他にも、「サマ割」や「プレミアムタイムセール」など、ポイント還元率が大幅に上がるキャンペーンが多く、憧れのホテルをお得に予約するチャンスが増えます。
<ポイント還元率が高いホテルの例>
- アマン京都:15%還元
- ホテルモントレ沖縄:35%還元
- 強羅花壇:15%還元
一休.comでは、一休ポイントやPayPayポイントを使用でき、獲得したポイントは即座に利用可能です。
これにより、ラグジュアリーホテルや高級旅館を手頃な価格で楽しむことができます。
早割予約のメリットとデメリット
それでは、早割を活用してホテルを予約する際のポイントと、注意すべき事項を紹介します。
うっかりすると余計な出費に繋がってしまうので十分注意するようにして下さい。
キャンセルポリシーを確認しよう
多くのホテルでは、キャンセル料は宿泊日の一週間前から発生するのが一般的です。
しかし、早割プランの場合、予約時点でキャンセル料が発生することもあります。
予約する前に、キャンセルポリシーをしっかりと確認しましょう。
食事オプションや部屋のタイプ、料金と共に、キャンセル条件を見逃さないようにすることが重要です。
また、予期せぬキャンセルが必要になる可能性に備えて「旅行キャンセル保険」に加入することをお勧めします。
この保険は数百円で加入でき、キャンセル料を全額カバーしてくれるため、特に小さなお子さんがいる家庭には心強い保証となります。
【例】損保ジャパンの「Travelキャンセル保険」で、2泊3日の国内旅行で宿泊代金が3万円の場合、保険料は760円です。
支払い条件を確認する
早割プランは、予約時に全額事前決済が必要な場合も有ります。
現地で支払うことができないプランもあるため、予約時には支払い方法を必ず確認しましょう。
他にも、カードでの支払いが必須というケースも有りますので、カードの枠が無く支払い出来ないと言ったトラブルを避けるためにも支払い方法の確認は重要です。
予約の重複に注意する
早割で予約をした後に、他のホテルやより良いプランを探すことはよくあります。
新たに別の好条件なプランで予約したり、別のホテルを予約する場合、最初に確保していた予約をキャンセルすることを忘れないようにしてください。
これにより、不必要なキャンセル料の発生を防ぐことができます。
まとめ、ホテルを安く予約するためのヒント
ホテル予約では、早割りや直前割引を上手に活用することで、コストを抑えることが可能です。
ただし、直前プランがいつでも利用できるわけではないため、計画が決まり次第、早割プランでホテルを確保してしまう事がリスク低減につながります。
複数のホテルプランを比較できる旅行予約サイトを活用することで、さらにお得に予約することができます。
繁忙期でホテルの空きが全然無いようなケースで無ければ、幾つかの予約サイトを見比べて一番条件の良いプランで予約すると良いですよ。
キャンペーンやセールを目一杯活用して、賢く旅を楽しんでください。